溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
「だって、朝火さんはそんな素振り見せなかったですよね.......?」
「見せないように気をつけてた。俺、理性が壊れたら、大変なことになるから」
理性が壊れたら、藍を怖がらせてしまうかもしれない。
そう思って、ずっと耐えていた。
そろそろ、限界だったから、想いを伝えられてよかった。
「だったら、これからは我慢しなくていいですね」
「なんでだ?」
そう聞くと、藍は頬を染めて微笑む。
「だって、りょ、両思いなんですから。我慢しなくていいですよ」
「っ........!」
かわいい。かわいすぎた。
今のは反則すぎる。
そんなことされたら___我慢がきかなくなってしまう。
今回のは藍のせいだからな。
俺は藍の唇を奪った。
「ちょっ.......んっ.......んんっ」
藍の戸惑った声も、次第に甘く溶けて、消えていく。
「お前は本当に俺をどこまで狂わせるんだろうな」