溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
なにを、笑っているんだろう......?
「ねぇ、二人はなにか用事があって来たんじゃないの?」
「.......そうだ」
なぜか不機嫌そうな光さんと、いつもに増して無口の蒼葉さんの声が割って入る。
「本当だよ〜!朝火くん、用がないなら帰ってもらおうかなぁ?」
白夜さんも、笑っているけれど、目は笑っていない。
その顔、かなり怖いです、白夜さん.......!
「用がないと、来ないだろ。___藍」
朝火さんが私のことを見据える。
そして、促すように名前を呼んできた。
私はしっかりと頷く。
「___依頼されていた歌詞、完成しました」
そういうと、メンバーが驚いた表情を見せる。
でも、それは、束の間のことで、すぐに駆け寄ってきた。