溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
*第一章*
桃園中等教育学校
中学2年生の先輩が桃園学校の校内を案内してくれて、私をふくめ、新中学1年生のみんなは校内の場所を覚えていく。
覚えていくって言っても、こんなに広かったら、大変だっ......。
どれだけ、広いんだろう......1階だけでも1時間はかかってる気がする。
5階まであることを考えると、5時間!?
さすがに大変すぎる......。
「ここが___、ここは___」
先輩が説明してくれるけど、すでに覚えきれていない。
私があたりをきょろきょろと周りを見回していると、誰かにぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさいっ」
私の不注意だっ!
周りをしっかり見ていなかった......!
「わ、私もごめんなさい......。周りを見てなくて」
「い、いえっ、私も、見てなかったから......」
「じゃあ、おあいこだねっ!」