溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
内容を勝手に見るのもよくないと思い、閉めようと手をかけたときだった。
俺は”見たことのある文章”が目に入り、手を思わず止めた。
この文章、どこかで見たことがある......!
どんどん、読み進めていくうちにそれは確信に変わった。
この文章、天才作家・アイの本の一部だ......。
気づいたときにはもう、そうとしか思えなくなった。
それにしても......なんで藍がこの文章をノートに書いているんだ?
「なにしてるの?」
後ろから、白夜に聞かれて、ノートを見せる。
「この文章、知ってる?」
「あ......これ、アイのじゃない?」
そういうと、他のメンバーもノートを見ようと、集まってきた。