溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
まだ、この学校に来て、手で数えられるほどなのに、情報網はすごいものだ。
今度はどんな噂だろう。
また、有名人がいるとか、かな......?
まあ、まさかだとは思うけどね。
「なんとね......天才作家のアイがこの学校にいるんだって!」
「ええええええっ!?」
て、天才作家アイっ!?
さすがにこればかりは、調子の外れた声を上げてしまった。
天才作家アイって___私のことだから。
そう、私は小学5年生のころから執筆活動をしている。
何冊か書籍化もさせてもらって、かなり、順調って感じなんだけど......。
賞も受賞させてもらったり、作家デビューの年齢がとてもはやいってことで、いつのまにか有名になっちゃってたんだよね......。
天才なんて、いつのまにそんな噂になってたんだろう......!
「ね!すごいでしょ!藍ちゃんも気になるよね!」