溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
私の反応を見て、興味があるのだと勘違いした一歌ちゃんは楽しそうに、そう言ってくる。
こ、この話題は危なすぎるっ!
「う、うん。気になるけど.....さすがにいないと思うよ?silentと一緒で......」
「こればかりはゆずれないっ!だって、私、アイの大ファンなんだもん!」
ええええっ!?
また、声をあげそうになって、必死に自分の口を手でふさぐ。
一歌ちゃんが私の大ファン!?
そんなこと一つも知らなかったんだけど......。
いや、知るわけないか......出会って一週間ぐらいだもん......。
余計、言えなくなっちゃったし、ばれる可能性も増した。
本当に一歌ちゃんが大ファンって言うなら、私のちょっとした言動や、行動でばれてしまうかもしれないし......。
あ、そういえば、私のネタノートがあるか一応確認しておこう.......。
あれをなくしてしまうと、かなり大変なことになってしまうから。
私はリュックに手を入れた。