溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
お願い
放課後。
私は授業の終わりを告げるチャイムを聞くと、すぐに荷物をつめた。
は、はやくいかないとっ!
今日はノートの行方が気になって、授業に集中できなかったから、部屋で勉強もしたいし、はやく済ましてしまおう。
............それよりも、silentが気づいていないことが大切だけど。
もしばれてたら、私は......!
バッグを持って、教室を出ようと思ったとき、外がとても騒がしいことに気づいた。
な、なにが行われてるの.....?
中には『神宮寺さま〜っ!』と叫んでいる人もいて、silentの人たちではないかとヒヤヒヤする。
こっそり、出ちゃおう!
私はすみの方からこそこそと出ようとすると、目の前に誰かが立ちふさがった。
「逃さないからね?」
目の前の人物は案の定、神宮寺先輩。
つ、捕まった......っ!