溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜




 「どこに行こうとしてたか大体予想はつくから、連れてってあげる」



 「え、遠慮しますっ」



 なぜかはわからないけれど、どうやら、先輩には行きたい場所がばれているみたいっ......!

 まさか、ノートを持って......?



 「いいの?これがほしいんじゃない?」



 先輩は私の前にノートを突き出す。

 それ、私のネタノート!

 やっぱり、持ってたの......!?



 「せ、先輩、返してください!」



 「ん?だめだよ、とにかく、俺についてきてくれないと、ノートは返せないよ?」



 お、脅しだ〜!人質だ〜!

 で、でも、ノートを返してもらえないのはかなり困るなぁ......。



 「わ、わかりました。ついていきます」



 「藍は物わかりがよくて助かる。別に悪いことはしないから」


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