溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜


 4時間程度たって、やっと校内説明が終わった。

 疲れた......。

 メモしたり、先輩の話を必死に聞いたりするのが本当に大変すぎる......!

 

 「疲れたね......。覚えられた?」



 伸びていたら、隣から一歌ちゃんに話しかけられた。

 

 「ううん。さすがに一日では覚えられないよ......」



 「そうだよねぇ......さすがにここ、広すぎだよ.......」



 えへへ、と苦笑いを漏らす一歌ちゃんを見ながら、私も、笑ってしまった。

 

 「それにしても、今日は、授業とかはないんだね。受験問題とか本当に難しかったから、初日から難しい授業があるのかなって思ってたんだけど。」



 「そうだね。でも、そんなに受験問題難しくなかったような気がするけど......?」



 「ええ!?難しかったよ?」



 一歌ちゃんが驚いたように言ってくるけれど、私はそうは思わなかった。



 「一歌ちゃん、部屋に行ってみよう?」



 「うん、行ってみる!どんな部屋か気になるし、荷解きもしたいしね!」


< 4 / 176 >

この作品をシェア

pagetop