溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
4時間程度たって、やっと校内説明が終わった。
疲れた......。
メモしたり、先輩の話を必死に聞いたりするのが本当に大変すぎる......!
「疲れたね......。覚えられた?」
伸びていたら、隣から一歌ちゃんに話しかけられた。
「ううん。さすがに一日では覚えられないよ......」
「そうだよねぇ......さすがにここ、広すぎだよ.......」
えへへ、と苦笑いを漏らす一歌ちゃんを見ながら、私も、笑ってしまった。
「それにしても、今日は、授業とかはないんだね。受験問題とか本当に難しかったから、初日から難しい授業があるのかなって思ってたんだけど。」
「そうだね。でも、そんなに受験問題難しくなかったような気がするけど......?」
「ええ!?難しかったよ?」
一歌ちゃんが驚いたように言ってくるけれど、私はそうは思わなかった。
「一歌ちゃん、部屋に行ってみよう?」
「うん、行ってみる!どんな部屋か気になるし、荷解きもしたいしね!」