溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
あらかじめ、大体考えてから、お話を書き始める。
「そうだよね。そう思ってちょっと、頼みたいことがあるんだけど、いいかな?」
「私でよければ、なんでもやりますけど......」
silentで頼まれることってなにかあるのかな?
私、歌やダンスとかのことはよくわかっていないし......。
「藍さんには、文化委員会の仕事を手伝ってほしいんだ」
「仕事?」
そういえば、山積みの資料を届けたけど......。
あれって仕事の資料だったのかな?
「僕たちsilentは表向きは文化委員会として活動している。だから、あたりまえかもしれないけど、文化委員会の仕事もたくさん来るんだよね。藍さんが届けてきてくれた、資料もそうだよ」
光さんが私の気になっていたところもふくめ、全部説明してくれる。
「でも、俺達は時間がないんだ。silentの仕事を最優先としているからな。だから、文化委員会の仕事が溜まりに溜まっちゃって......」
朝火さんが後半を説明してくれて、なぜか、苦い表情をしているから、思わず聞いてしまった。
「なにかあるんですか?」