溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
ここは、私が謝らなくちゃっ!
「ご、ごめんなさい、海斗さんっ」
「っ.......!」
海斗さんは急に謝り始めた私を驚いたような顔で見る。
「私が変なことを言ったり、急に歌詞を書くことになったりしたから、きっと混乱させちゃったと思います。本当にごめんなさい.......!」
海斗さんからの返事はない。
私は許してもらえなくても、メンバーの仲はこじらせたくない......!
「私は海斗さんの明るい姿に惹かれたんです。動画の中でも現実でもそうですけど、いつでもファンやメンバーのことを考えているところが、とてもかっこよかったです。私はそれを伝えたくて.......っ!」
もっと伝えなきゃ......そう焦っていた私の口を海斗さんは手でふさいでくる。
な、なに......!?
なぜか、海斗さんは顔を真っ赤にしていて、さらに意味がわからなくなる。
か、風邪でも引いたのかな......?
「も、もう言うな.....っ!」
「海斗さん......?」