溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
でも、私は一度だけ、批判する手紙を受け取ったことがある。
その手紙があまりにもショックで、一時期、小説を書くのが怖くなったことがあった。
そんなとき、silentのメンバーはどうやって対処しているのか___。
それだけ聞いてみたかった。
「批判?そうだなぁ......」
朝火さんは難しい顔で考え込む。
難しいこと、言っちゃったかなっ......?
「___俺は、ね。批判されたときは、見てくれてるんだって思うことにしている。」
「見てくれている......?」
うん、と頷く朝火さんに首をかしげていると、さらに朝火さんは詳しく説明してくれた。
「批判するってことは、俺達の活動を見てくれていないとできないよね?だから、俺達の活動を見てくれてありがとうって思うようにしているんだ」
「で、でも、批判の内容で落ち込んだりすることは......?」
たとえ、活動を見てくれてると思っても、批判されていることに変わりはないよね......?
「でもさ、人の考え方って全員違うんだよ?批判するか、称賛するかはその人の考え方によると思うんだよね。だから、俺達の活動をどう捉えるかってことは自由なわけ」