溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
リーダーの悩み
んっ......もう、朝?
昨夜、朝火さんと話してから、すぐ寝たんだった......。
いつも起きている時間より30分ほど遅くて、かなり寝てしまったらしい。
急いで用意しなくちゃ。
そんなことを考えて起き上がろうとすると、なぜか起き上がれないことに気付いた。
よく見ると、朝火さんの胸の中にすっぽりと収まっている!
な、ななななんでこんな状況なの!?
だ、抱きしめられてる、よね!?
私が身をよじればよじるほど、朝火さんの手の力は強くなり、さらに引き込まれる。
ううっ、すごく恥ずかしい......!
だけど、気持ちよさそうに寝ているのに起こすのは申し訳ないし.....。
そのまま、10分ほど恥ずかしさに耐えていると、朝火さんがんん、と眠たそうな声を出して、起きた。
「藍?おはよ」
「お、おはようございます。す、すみません.....」