溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
「どんなものでも?」
なんで、そんなこと聞くんだろう......?
かわいいものはなんでも好きだけど......。
「はい。好きですけど......なんでそんなことを聞くんですか?」
「なんか、変なこと聞いちゃったよね。.....藍ちゃんは僕たちの動画を見たと思うからわかると思うんだけど.....僕って、かわいい系のキャラだったよね?」
「はい。白夜さんはかわいく見えましたけど.....?もしかして、違ったんですか?」
勝手な偏見だったら申し訳ないけど.....かわいいキャラに私は見えた。
それが、どうしたんだろう......?
「僕さ、本当はかわいい系のキャラじゃないんだ。最初はかっこいい系を目指していたんだけど、自分がかっこいいのに向いていないことに気づいて。それで、変えたんだけど......」
そうだったんだ.....。
最初目指していたイメージと違う方向に進んでしまったら、大変だよね......。
「僕はかわいい系の顔だから、余計に向いているんだって気づいたら、悲しくなって。本当に目指したい方向なのかなって考えて、一人で悩むことも結構あって」
だよね......。
私が小説を書いていて、思っていた方向と違う内容になってしまったら、書くのをやめるかもしれない。