溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜



 よし、はやく音楽室に行っちゃおう。

 そういえば、そろそろ、歌詞を書き始めようかな。

 silentのみんなのおかげで、ネタも集まってきたし。

 そう考えるとこれから、忙しくなるよね。

 そんなことを考えながら、音楽室へ行くために、廊下を歩いていると、誰かが体調が悪そうに壁に寄りかかっているのを見つけた。



 「だ、大丈夫ですかっ......!?」



 誰かもわからず、声をかけると、蒼葉さんだった。



 「あ、蒼葉さんっ!?」



 「......っ」



 蒼葉さんは荒く息を吐くだけでなにも話せないようだ。

 私は失礼します、と言ってから、額に手をあてた。



 「うわぁ、すごい熱......!」



 これは絶対に冷やしたほうがいい.....!

 とりあえず、silentのメンバーに......。
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