きっと消えない秋のせい
「やれやれ。今日はほんとにおかしい天気だな」
お父さんがチケット売り場でみんなの分のチケットを買ってきた。
「考人、行こー」
入口ゲートをくぐったあたしは考人と並んで園内に入った。
夢と希望が詰まった遊園地は、思い出を残すにはうってつけの場所だ。
園内を散策していると、屋内にあるジェットコースターに興味を注がれたんだ。
「まずはジェットコースター!」
あたしの提案に、考人は盛大にため息を吐いた。
順番待ちをした後、ジェットコースターに乗り込む。
ゴトゴトと小刻みに揺れながら、ゆっくりとレールを登っていけば、ふわっとした浮遊感を感じた。
わわっー。その直後、一気に滑り落ちて加速していく。
その瞬間、想像を越えるような体感と爽快感を感じられたんだ。
「うわー、すごい!! さいこー!!」
あたしたちはスリルと絶景を楽しむ。
予想のつかない動きに、あたしの楽しげな悲鳴が響いた。
それからもみんなで思う存分、遊園地を楽しんでいく。
次に訪れたのはコーヒーカップ。
あたしたちは空いているカップに乗ったんだ。
やがて、床が回転し、幻想的な音楽とともにカップが動き始める。
周囲の楽しむ様子を見て、あたしは中央のハンドルに手を添えた。
よーし、真ん中のテーブルを回せば、カップが回る……と。
あたしは真ん中のテーブルを回して、カップをぐるぐると高速回転させる。
「うわー、目がぐるぐる回るー!!」
「……回しすぎだ」
あたしの悲鳴に、考人が呆れたようにつぶやいた。
ぐるぐる。景色がどんどん早く流れていくのを感じながら、あたしたちは真ん中のテーブルを回して楽しんだ。
「じゃ、そろそろ休憩しようか」
アトラクションを一通り楽しんだ後。
お父さんはくたくたになりながらも、そう提案する。
「わーい、レストラン! ね、ね、早く入ろー」
「……杏、まずは落ち着いて」
あたしは考人と一緒に、遊園地の中にあるレストランに入ったんだ。
奥の席に移動すると、メニューを見て、それぞれの料理と飲み物を頼む。
休日の遊園地のレストランは、あたしの心と同じでどこか浮ついている。
隣はお父さん。
そして……目の前には大好きな考人の顔。
その瞬間、あたしはそれまで経験したことがないような胸の高鳴りを感じたんだ。
お父さんがチケット売り場でみんなの分のチケットを買ってきた。
「考人、行こー」
入口ゲートをくぐったあたしは考人と並んで園内に入った。
夢と希望が詰まった遊園地は、思い出を残すにはうってつけの場所だ。
園内を散策していると、屋内にあるジェットコースターに興味を注がれたんだ。
「まずはジェットコースター!」
あたしの提案に、考人は盛大にため息を吐いた。
順番待ちをした後、ジェットコースターに乗り込む。
ゴトゴトと小刻みに揺れながら、ゆっくりとレールを登っていけば、ふわっとした浮遊感を感じた。
わわっー。その直後、一気に滑り落ちて加速していく。
その瞬間、想像を越えるような体感と爽快感を感じられたんだ。
「うわー、すごい!! さいこー!!」
あたしたちはスリルと絶景を楽しむ。
予想のつかない動きに、あたしの楽しげな悲鳴が響いた。
それからもみんなで思う存分、遊園地を楽しんでいく。
次に訪れたのはコーヒーカップ。
あたしたちは空いているカップに乗ったんだ。
やがて、床が回転し、幻想的な音楽とともにカップが動き始める。
周囲の楽しむ様子を見て、あたしは中央のハンドルに手を添えた。
よーし、真ん中のテーブルを回せば、カップが回る……と。
あたしは真ん中のテーブルを回して、カップをぐるぐると高速回転させる。
「うわー、目がぐるぐる回るー!!」
「……回しすぎだ」
あたしの悲鳴に、考人が呆れたようにつぶやいた。
ぐるぐる。景色がどんどん早く流れていくのを感じながら、あたしたちは真ん中のテーブルを回して楽しんだ。
「じゃ、そろそろ休憩しようか」
アトラクションを一通り楽しんだ後。
お父さんはくたくたになりながらも、そう提案する。
「わーい、レストラン! ね、ね、早く入ろー」
「……杏、まずは落ち着いて」
あたしは考人と一緒に、遊園地の中にあるレストランに入ったんだ。
奥の席に移動すると、メニューを見て、それぞれの料理と飲み物を頼む。
休日の遊園地のレストランは、あたしの心と同じでどこか浮ついている。
隣はお父さん。
そして……目の前には大好きな考人の顔。
その瞬間、あたしはそれまで経験したことがないような胸の高鳴りを感じたんだ。