屋上少女と弱虫少年

勉強漬けの休みの日 春琉

土曜日
僕は図書館に来ていた。
だいたい図書館に来る時は勉強する時くらいだった。
今日も勉強をするために来ていた。
が、昨日光と遊ぶのが楽しすぎずっと余韻に浸っていたから勉強する手が動かなかった。
初めて放課後友達と遊んで楽しすぎた。
というか光めちゃくちゃクレーンゲーム上手すぎた、、、。
でも優季と放課後会えなくて寂しかったけど月曜会えるしね、!!
というか優季昨日も屋上に行っていたのかな?優季は僕のことどう思っているんだろう、、?やっぱりただの友達かな、?
優季を好きになったのってもしかして無謀だった?でも好きなんだからしょうがないよね、!でも優季が僕の気持ちを迷惑って思ってしまったらどうしよう、、。
でも優季はそんな事思わないと思うし、!!
そんな事を考えてた時。
「春琉?」
「え?」
そんな見知った声が聞こえた。
びっくりしすぎて少し固まっていたが振り返る。
やっぱり光が居た。
光は微笑みながら
「昨日ぶりだな」
「そうだね」
嬉しい反面、図書館で知り合いに会ったのはびっくりしていた。
そんな時光が僕の手元を見る。
「勉強中だったか??」
「あー、まぁそんな感じなんだけど」
僕は苦笑いをしながら
「昨日の余韻に浸ってたから全然進んでないといいますか、」
そこまで言うと光が笑いながら
「ちゃんとやれよ」
い、言われてしまった、、。
まあ、そうなんだけどさ、、、。
というか光はなんで図書館に来たんだろう、?やっぱり勉強とかかな、?そう思い光に質問する。
「こ、光はなんで図書館に??」
話を逸らしたくて言ったって言うのもあるけど、、、。
そう聞くと光は
「俺も勉強するために来た。」
やっぱり
そうなんだ。
じゃ、じゃあ、、、。
不意に光が笑い出す。
なんだろう??そう思っていたら
「春琉、一緒にやりたいって顔に出てるぞ」
「えぇ?!」
そんな僕って顔に出るものなのかな、?!
まぁ本当のことなんだけどさ、!
光は笑いながら僕に言う。
「俺は別に一緒にしてもいいけど、どうする?」
少しニヤニヤしながら言ってくる。
でも僕には断る理由なんてなかった。
というか一緒にやった方が楽しいし進むのでは?!そう思い
「やる!!やりたい!!」
食い気味に言った。
そのせいか光は爆笑しながら
「じゃあやるか」
そう言い、僕の隣に座った。

数時間図書館で光と勉強をし、夕方くらいになっていた。
「そろそろ帰るか。」
「そうだね」
帰るために勉強道具を片付ける。
「途中まで一緒に帰ろうぜ」
「うん」
そう言い図書館を後にした。
図書館に出て色々話していた時不意に光が尋ねてきた。
「てか最初余韻に浸ってたって言ってたけどそんな楽しかったか??」
「めっちゃ楽しかったよ!というか初めて友達と遊んだ、!」
そう言うと光はびっくりしたような顔をしてから
「そうなんだな。俺も昨日は楽しかった」
よ、良かった、!!!
光は楽しくなかったのかなって思ってたから。
そんな話をしながら家に帰った。
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