屋上少女と弱虫少年

知ってしまった秘密 春琉

僕は絶望を抱えながら優季の背中を見送った______。
僕は頭が回転しなかったそんな時。
「春琉」
そうこうに話しかけられ我に返った。
さっき何が起こっていたのか。
______優季が幽霊?
そんなわけない。優季は生きてる。生きて、、、、。
この瞬間何故か納得している自分がいた。
初めて会った時見えてるの?みたいなこと言っていたし。
前に屋上出らてたとも言ってたし。
凪央先輩のことも弟って言いかけていた気もするし。
優季の行動がおかしい時確かにあった。
優季が幽霊だったとして僕に隠していたんだよね、?まぁ僕は、幽霊だと思っていなかったし、言いづらいもんね、。
でも幽霊?って聞いた時否定していなかった。
本当に優季は幽霊なのか、?
信じたくない。
でも優季が幽霊だったとしても好きって気持ちは変わらない。
でもなんで僕は優季のことが見えたんだろう、?
僕は別に霊感強い方でもなんでもないのに。
本当に光は見えなかったのかな?
そう思い光に聞いた。
「光、ほんとに見えなかった?」
見えてたって言ったら普通に怒るけど。
そんなことを思っていたが
「あぁ、見えなかった。でも屋上に入ったら少し寒気がした。」
え、?じゃあもしかして光って霊感ある方なのかな、?光の言葉を待った。
「俺、見えはしないけど感じるんだよな」
そう言われ優季が幽霊だ。
と言われているような気がした。
でも僕は寒気とかはしないんだよな、。
あ、でも優季に初めて会った時少し寒かったような、?夏の終わりごろだし風が吹いていたからだと思ったけど、、、。
でも別に確証はないし、!
まだ優季が幽霊とは認めていない。
何か、確信になることないかな、、、?
そう考えてふと思いついた。
「優季、、、兄、、、いや弟がいるっぽいんだ。」
そう言い光は真剣に聞いていてくれた。
「確認しに行きたいんだけどいいかな、?光も着いてきてくれると嬉しいんだけど、、」
1人は心細かったから光と一緒に行きたいんだけど、!そんなことを思っていた。
「俺は別にいいけど」
光が答える。よかった。
もう優季はいない。そう言われる覚悟は出来ていない。でも
「聞くしかないよね、、。」
そう思った。
「あぁ、だな。行くか。」
少し微笑みながら言ってくれた。
多分安心させたいんだろう。
光の優しさに嬉しさを感じていると
「てか優季さんの、兄?弟?は何組なんだよ。」
そう言われ
「3年生なのと、凪央って言う名前しか知らない、、、」
そう落ち込みながら言うと
「春琉。大丈夫だ。3年の先輩で仲良い人いるから聞く」
そう言ってくれてほっとし、
「ありがとう」
そう言った。
「今から行くか??」
そう聞かれ僕は
「うん、そうしよ」
そう言い屋上を後にした______。
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