離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています〜after storyハネムーン編〜
クリスもまさかこんなにも情熱的な告白を受けると思わなかったのだろう。恥ずかしそうにマゴマゴしていて、ミアに限っては今にも卒倒してしまいそうだ。
鯉みたいに口をパクパクしている。
「ミアの気持ち知りもせずに、縁談を断っててごめん……さっきも――」
「いえ、あの……謝らないでっ。クリスは悪くないの……こちらこそ、いきなりおかしなことを……ごめんなさいっ。好きな人がいると、ちゃんと縁談もお断りされていたのに」
「確かにその件もあるけど……でも僕、ミアより結構年上だし……そのくせ知り合ったときの冴えなさを知ってたら、ミアのほうが受け入れられないだろうと、ずっと決めつけていたから――」
やっぱりクリスは、自分のことを言っていたらしい。ミアも自分の思い違いに気づいたみたいで、目に見えてホッとしているのが伝わる。
「ミアの気持ちに今すぐ応えることはできないけれど……真剣な気持ちは素直に嬉しいと思った。……だからよかったら、友達に……なってくれないかな?」
クリスの出した答えに、ミアが目を潤ませた。
「とも、だち……」
鯉みたいに口をパクパクしている。
「ミアの気持ち知りもせずに、縁談を断っててごめん……さっきも――」
「いえ、あの……謝らないでっ。クリスは悪くないの……こちらこそ、いきなりおかしなことを……ごめんなさいっ。好きな人がいると、ちゃんと縁談もお断りされていたのに」
「確かにその件もあるけど……でも僕、ミアより結構年上だし……そのくせ知り合ったときの冴えなさを知ってたら、ミアのほうが受け入れられないだろうと、ずっと決めつけていたから――」
やっぱりクリスは、自分のことを言っていたらしい。ミアも自分の思い違いに気づいたみたいで、目に見えてホッとしているのが伝わる。
「ミアの気持ちに今すぐ応えることはできないけれど……真剣な気持ちは素直に嬉しいと思った。……だからよかったら、友達に……なってくれないかな?」
クリスの出した答えに、ミアが目を潤ませた。
「とも、だち……」