離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています〜after storyハネムーン編〜
「こちらこそ、楽しかったよ。またおいで」
「今度は我が家に、ふたりでホームステイにおいでよ!」
智秋さんたちが挨拶する横から、ミアがそっと顔を寄せてきた。
「ありがとう、サクラ。二人には、本当に感謝しているわ」
「ふふ、また会えるといいね」
また会える。そんな気がした。
別れを惜しんだあと、再会を約束して私たちは一行の乗る車を見送って部屋へと戻ってきた。
「あっという間に、三日間が終わってしまいましたね」
滞在するハネムーン仕様のスイートルームは、私たちの不在の間にベッドメイクも部屋も綺麗に整頓されていた。
「非日常は、時間の感覚を麻痺させますからね」
遊び疲れていた私たちだが、明日の昼には帰国の途に就かなければならない。部屋に戻ってすぐ購入したお土産やランドリーサービスで届いた洋服をスーツケースへ片づけていた。
「今度はもう少し長く休みを取って、旅行しましょうか」
嬉しい提案に、ピクリと反応する。
「はい……! 国内はもちろん、色んな国に行ってみた――……へ……へっくしゅんっ!」
「今度は我が家に、ふたりでホームステイにおいでよ!」
智秋さんたちが挨拶する横から、ミアがそっと顔を寄せてきた。
「ありがとう、サクラ。二人には、本当に感謝しているわ」
「ふふ、また会えるといいね」
また会える。そんな気がした。
別れを惜しんだあと、再会を約束して私たちは一行の乗る車を見送って部屋へと戻ってきた。
「あっという間に、三日間が終わってしまいましたね」
滞在するハネムーン仕様のスイートルームは、私たちの不在の間にベッドメイクも部屋も綺麗に整頓されていた。
「非日常は、時間の感覚を麻痺させますからね」
遊び疲れていた私たちだが、明日の昼には帰国の途に就かなければならない。部屋に戻ってすぐ購入したお土産やランドリーサービスで届いた洋服をスーツケースへ片づけていた。
「今度はもう少し長く休みを取って、旅行しましょうか」
嬉しい提案に、ピクリと反応する。
「はい……! 国内はもちろん、色んな国に行ってみた――……へ……へっくしゅんっ!」