俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい


コインパーキングまで歩く途中もまた見られるが、もう気にしないことにした。
大地を見てるんだもんね。
そりゃ、こんなイケメンいたら見るよね。
なんだかまたモヤモヤっとした気がした。

「大地、ありがとね? んじゃ夜ご飯たくさん食べてってね」


「ああ。そうする。楽しかったな」

「うん! 誰かと買い物とか久しぶりだったし」

「そうか。また行くか?」

「いくー! 今度さインテリアとかも見に行きたい! 大地ばっかりオシャレでズルい」

「なんだそりゃ」

「私の部屋ももっとオシャレにしたいの!」

「はいはい。どこにでも連れてってやりますよ」

「やったー!」

大地って実は優しいのかもしれない。
なんか今日は特に。
心なしか、私を見る瞳がなんか今までと違うような…
いや、気のせいだな。
< 100 / 268 >

この作品をシェア

pagetop