俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
コインパーキングまで歩く途中もまた見られるが、もう気にしないことにした。
大地を見てるんだもんね。
そりゃ、こんなイケメンいたら見るよね。
なんだかまたモヤモヤっとした気がした。
「大地、ありがとね? んじゃ夜ご飯たくさん食べてってね」
「ああ。そうする。楽しかったな」
「うん! 誰かと買い物とか久しぶりだったし」
「そうか。また行くか?」
「いくー! 今度さインテリアとかも見に行きたい! 大地ばっかりオシャレでズルい」
「なんだそりゃ」
「私の部屋ももっとオシャレにしたいの!」
「はいはい。どこにでも連れてってやりますよ」
「やったー!」
大地って実は優しいのかもしれない。
なんか今日は特に。
心なしか、私を見る瞳がなんか今までと違うような…
いや、気のせいだな。