俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい


「いーからいーから! はい! 召し上がれ」

「うまそうだ。いただきます」

まずは唐揚げから。

「うんまっ! なに。お前、天才なの?」

めちゃくちゃうまいぞこれ。

「ふふふ。ちゃんと人間の食べ物だった?」

「いやマジで。前言撤回だわ」

「ハンバーグも食べてみて!」

ハンバーグの真ん中に切れ込みを箸でいれれば、トロトロのチーズがでてきた。

「うわ。チーズ入りじゃん」

そして一口食べればデミグラスソースとハンバーグがこれまた最高だった。

「なぁ。うますぎ。マヂで他の料理食えなくなりそうだわ」

「ははは! お口にあったようでよかった!」

「俺も料理するけどこれはかなわねぇな」

美空は満足そうに笑って、自分も食べ始めた。
サラダも用意してあって、最高の夜飯だ。

「このサラダのソースなに? めっちゃうまいんだけど」

「これ、ヤバいでしょ? バーニャカウダ風に作ってみたの」

「作ったの? 売りもんだと思ったわ」
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