俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「いや、立派な理由でしょ。TODOはお兄さんが?」
「まぁな。でも、手伝えって言われてて席はおいてあるからたまに手伝ってはいる」
「そうだったんだ。大地、大忙しじゃん。休む暇あんの? 今日だってもしかして貴重な休みだった⁈」
心配してくれてんのか?
「大丈夫。休みは休みだから。今のサロンの社長は事情しってるから、TODOの手伝いの時は普通に店抜けて行ってる」
「なるほどねー。ビジネススーツとか着ちゃうの?」
「そりゃ着るだろ」
「あはは! 想像つかないんだけど!」
「カッコ良すぎて惚れんぞ」
「えー⁈ 見てみたーい! こないだのはビジネスじゃなかったしさー。着替えてきてよ」
「なんでだよ! やだよ」
「えーいーじゃぁーん」
「んじゃ、今度ドレスアップしてレストランでも行ってみっか?」
なんとなく提案してみる。
「本当⁈ 行く行く!」
行くんかい。
「んじゃ予約しとく。日曜の夜か?」
「さいっこー!」
はは。
俺と一緒に出かけたりすんのは嫌じゃないんだな。
レストランだと結局ビジネスは着ないけどな。