俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「お前の髪は慣れてるしな」

「ふふ! また次もお願いしちゃお」

嬉しい事を言うよな。

「ああ。いつでもしてやる」

そしてお互い微笑み合った。
めっちゃキスしたいわ。
そんな俺を悟られないようにビールをグイッと飲んだ。

「大地の喉仏すごいね」

なんだよそれ。

「そうか?」

「それさ、飲んでる時押したらどうなんの?」

はい?

「いや、やったことないから知らねぇ。え? やりたい感じ?」

コクコクと頷く。
なんなのこの生き物は。
ランランとした目しちゃってよ。

「こえーんだけど」

「はは! んじゃ今度予告なしで触るわ」

「こっわ」

そんなふざけた会話をしながらソファーに移動して、並んで座る。
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