俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「せいぜい頑張ってくださいな。あ、私スーパー寄らないといけないんだった」

冷蔵庫に何もないのを思い出した。
ビールと塩辛はあるけど。
パスタが食べたいな。

「夜飯?」

「そう」

少しの間のあと

「俺んちで食えば? パスタにするけど」

「パスタ⁈ 食べたい!」

「んじゃ決まりな」

そんな事を言ってる間にマンションについた。
ふたりでエレベーターに乗る。

「んじゃ、私シャワー浴びて着替えてから行くねー。パスタ作っててねー」

「手伝わねぇのかよ」

そんな事言いながらも、大地は特に気にする様子もなく部屋に入って行った。

ラッキー。
そして私も部屋に入って、シャワーを浴びていつものヘアバンドスタイルになって、ビールを持って大地の部屋のインターフォンを押した。







< 12 / 268 >

この作品をシェア

pagetop