俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい


「それ、どういう時にすんの?」

「え? なんか、その人イケメンで出かけたりすると、いろんな人が見てたり…したのを見たらとか」

ヤキモチじゃねぇのそれ。
え?
んじゃ今日とか俺と買い物行って、注目されてんの見てヤキモチ妬いてたって事⁈

「なるほど。それ、たぶん世の中ではヤキモチって言うぞ。あとは、どんな変化があったんだ?」

「ヤキモチ…。あと…手を繋ぎたいとか思ったり…」

そう言いながら、自分の手をにぎにぎしている。
ん?これ見たな今日。
やってたなこの動き。
車ん中でしてたなこれ。

「なるほど。これは俺の場合だけど、俺は好きな女とは手を繋ぎたくなるし、触れていたい。好きな女が、誰か他の男にいやらしい目で見られてたら嫌だと思うし、渡したくないって思う」

「え…同じ…? んじゃ、好きって事?」

なぁ。
オトモダチはどこ行った⁈

「いや、その子本人じゃないとそこまではわからんな」

「だ、だよねーあはは!」
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