俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
大地は私の事どう思ってるんだろう。

そしてさっきの会話を思い出す。

『俺は好きな女とは手を繋ぎたくなるし、触れていたい。好きな女が、誰か他の男にいやらしい目で見られてたら嫌だと思うし、渡したくないって思う』

ん?
今日、私と手繋いだよね?

今も私の肩に腕を回して髪をクルクル触っている。

しかも、あれ⁈
昼間ゆっくり落とすとか言ってなかった⁈

え⁈ そういう意味だったの⁈

ガバっと大地を見た。

「なんだよ急に」

大地、私の事好きだったの⁈

思わずどストレートに聞いてしまいそうになり口にチャックをする。

慌てて口元を両手で隠した。

大地は驚いた顔をしている。

私は咄嗟に下を向く。

「美空?」

下から大地が顔を覗かせる。
や、やめて!
なんか恥ずかしい!
顔近いよ大地!

そんな私を見て大地はクスッと笑った。
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