俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい


「てことで、よし! さっそく練習だ」

そう言って、私を肩に持ち上げ立ち上がって歩き出した。

「え⁈ ちょっと! 練習ってなに⁈」

時間はたっぷりあるとか、ゆっくりって言ってなかった⁈

「お前、すんのは嫌じゃないんだろ?」

「それは…」

「何事も練習だ」

そう言って、大地は私を自分の部屋に連れ出した。

「なんで大地の部屋⁈」

「俺のベッドの方が広いから」

「ゆっくりって言ったじゃん!」

そして、なぜか脱衣所で降ろされた。

「へ? お風呂?」

メガネを外され、ジャージもすぽんすぽん脱がされあっという間に素っ裸にされた。

「ねぇ」

「なんだ?」

大地も次々に服を脱いでいる。

「どゆこと? なにすんの?」

「まずは、ステップワン。お互いを知ろう」

「あはは! なにそれー」
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