俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい

そして、しばらくビールを飲みながら卒業した後の話しをしたりと久しぶりにいろいろ話した。明日は定休日で休みだし、こういう日も悪くないな。なんて思ったりして。
ビールも5本ほど空けた頃、だんだんと眠たくなってきてウトウトとし始める。

「おい美空。こんなところで寝るなよ?」

「んー」

片目だけ開ける。大地はいつの間にかシャワーを浴びたのか、ボクサーパンツ一丁で上半身裸のまま首からタオルをかけて、スペインカールのパーマが濡れてクリンクリンになった髪からはポタポタと雫が落ちている。
シャカシャカと歯磨きをしながら、ソファーに転がる私を見下ろす。


「大地ー。あんた良い身体してんね」

「惚れんなよ」

「だっれが惚れるかよ」

「はは! ほれ帰れ。さもなきゃ襲うぞ」

あー眠い。本当に。

「はいはい。ご勝手に」

「ったくよ。本当に襲うぞ」

大地がボソっと何か言っていた気がしたが、私はそのままソファーで意識を手放した。

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