俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
そして船はグルっと周りまた港へ戻った。

「大地、ありがとう! ごちそうさま」

「ああ。楽しかったな。帰ろうか」

「うん! 楽しかった!」

部屋の前までつく。

「今日は俺んちな。着替えだけ持ってこい」

そう言って一度部屋へ入った。
今日は、先日翠からもらった下着を着る。
こないだ買った新しい下着もなんだか小っ恥ずかしくなってしまって結局まだ着れていない。

買い物のあと家で袋を開けて驚いた。
翠がくれた下着はそれはそれはセクシーなやつだった。
自分じゃ絶対選ばないけど、今日はこれを着て大地を誘うと決めていた。

大地と身も心も深く繋がりたい。
大地は私がいいと言うまでたぶんずっと我慢するつもりだ。
毎日のように抱きしめて寝てくれるけど、大地のアレはいつも元気に起きているのを私は知っている。

内心ドキドキしながら着替えを持って大地の部屋へと向かうと、大地はジャケットだけを脱いでベスト姿でビールを飲んでいた。
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