俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
素直にずっと繋がりたかったと伝えた。

すると目を見開いたかと思えば、これまで以上の熱く熱のこもった瞳で私を見た。

ドクンドクンと音を立てて騒ぐ鼓動。
けして初めてじゃないのに。

緊張とは違う。

大地の身体は見事に鍛え上げられた無駄のない筋肉がついている。

月明かりが窓から差込み大地の身体を静かに照らす。肩の周りについた筋肉が逞しくて思わず息を飲む。

いつも裸を見せられるたび思うけど、一体どうなってんのよ。
カッコよすぎて目のやり場に困るくらいだ。

「美空。俺もだよ。本当はずっとずっとこうしたいと思ってた」

良かった。大地もだったのね。
嬉しくて涙が出そうだ。

そしてゆっくりと大地が腰を沈めてきた。

きた…

「んっ…」

「痛い?」

痛くない。
痛くないよ大地。

どこまでも私ファーストな大地。

ブンブンと首を振った。

大地は私の手を握りベッドに縫いつけた。
そして、さらに奥へと進んでくる。

それと同時に優しいキスが降ってきて、大地から気持ちが伝わってくる。

「んっ…はぁっ」

私も伝えたい。
好きだよって。
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