俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「……あっ……やっ」

「ここか?」


大地は私の悦ぶ場所を見つけたと思えば一気に奥まで貫いた。


「はぁっ…あっ…んんっ」

大地はなにか耐えるようなそんな表情をしていて、それがとても艶めかしくて女の私からみてもとても色っぽく見えた。

私を熱く燃え上がるような情欲のこもった瞳で見つめ、うっすらとこめかみから汗が落ちてきそうになっている。

すっかり枯れてしまったと思っていた私の身体は、大地にどんどん甘やかされて潤っていく。

胸に唇を這わせ、動きながら頂点の蕾を頬張るように摘みあげられる。

「あっ…やっ…大…地っ」

「かわいい。美空。愛おしくてたまらない」

そしてまた熱いキス。
まさか大地がこんなに甘く情熱的に抱くなんて。

両脚を抱え込み更に奥へと進む大地。

あれだけ苦手だったこの行為も、大地に身を委ねれば痛みなんて全く感じない。

大地が与えるのは幸せだけ。
まるで、寄せては返す波のように。

全身で私に愛情を伝えるみたいに、甘い言葉を添えて私をとことん甘やかしにくる。
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