俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
体勢を変えたと思えば、今度は後ろから左脚を持ち上げられ大地が腰を打ちつけた。
「あっ…はぁっ…んっ」
大地のあがった呼吸が耳に触れ、ゾクゾクと背中に電撃が走る。
「美空…つらく…ないか? 大丈夫そ?」
「こんなに気持ちいいなんて…知らなかった」
大地はそのままギューっと力一杯私を抱きしめた。
「あっぶな。イッちまうとこだった。お前、動くなよ?」
「大地も気持ちいい?」
顔だけ振り返って聞く。
「おまっ! 動くなっつーの。本当ヤバい。よすぎだ」
「大地…もう私のために我慢しないで」
「だから、煽んなって」
そう言うと、大地から噛み付くような激しいキスが降ってきてまた律動が再開され次々に押し寄せてくる快感の波にすっかり飲み込まれてしまった。