俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「あ! ちょっと待ってて!」
「なんだよ⁈」
翠からもらった下着を思い出して、私の身体にキスを這わせる大地を振り払って、脱衣所に置き去りにしていた下着をつけて上だけ大地のTシャツを着てまた寝室へ向かう。
「ふふふ。大地、見て」
私はブカブカのTシャツを脱いで見せた。
ちょっと恥ずかしい。
どんな反応するのかドキドキする。
「んなっ⁈ そんなん持ってきてたのかよ!」
「どう?」
「…ヤバい。かわいい。俺をこれ以上誘惑すんなよ」
大地はそう言って、私をベッドへ再び縫い付けるように押し倒した。
そうして我慢しないと言った通り、これまでの大地はどこへ? と思うほど何回も求められ、愛されまくった。
どうやら、下着はお気に召したようだ。
これからは、こんなに喜ぶなら下着くらいは常にかわいいのにしておこう。
そう思った。