俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
すれ違い

〜美空side〜

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その後も、七海くんは特に変わった様子はなくいつも通りの日常を過ごせている。

「美空さん。七海くんなんだけど、トップの試験どうかな」

店長に相談をされた。
七海くんの技術は私から見ても間違いないレベルだと思う。
接客も問題なく、入ったばかりだが安心して任せられる。

「いいと思いますよ」

「それでなんだけど、今回のトップの指導係を美空さんにお願いできないかな?」

げ! やっぱりそうなるよねこの話の流れだと。

「ちなみになんで私なんですかね?」

「鈴木さんは今別な子についてるし、俺も今手がいっぱいで見れなそうなんだ。頼めないかな?」

って事は、残ったトップは私だけ。
うっ…断れないやつだ。

「わ、わかりました。よろしくお願いします」

「ありがとう。よろしく頼む。これ、試験までの指導の日程表だから、予約の調整なんかはアシスタントの子に頼むといい」

そう言って店長から日程表が渡された。

「はい。確認してみます」

「よろしくな」
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