俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい

〜大地side〜


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美空を想って愛おしくてすっかり気分も良くなった俺はすっかり出来上がってしまい、非常に申し訳ないが、美空に会いたい一心で川口に肩を借りてマンションまで帰った。

「川口。ほんとすまん。彼氏さんにも本当すまん」

「本当ですよ! でもさっきちゃんとテレビ電話で挨拶もしましたし、大丈夫です。彼氏も、ちゃんと手伝ってやれって言ってたじゃないですか」

「すまん」

「ほら、早く帰って彼女さんとラブラブするんでしょ? 頑張って足動かしてください!」

「ああ」

そんな事を言いながら、マンションの前まで行けば、今一番会いたいと思っていた美空が、すんごいイケメンに見送られてどこかから帰ってきたところだった。

一気に頭に血が上る。

俺がどんな気持ちで…
七海の事を我慢して。
なのに、今度はまた違う男?
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