俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「ああ。まったくよ。よりによってお前んとこの店の子いんのかよ」
「どういう意味よ。文句あんの?」
「違えよ! いろいろ店向い側だしめんどくせぇだろうが。俺の事知ってんのか?」
「さぁ?」
「なにすっかな」
大地は少し考えている。
「よし。俺、やっぱこのまま帰るわ」
「え⁈ 料理は?」
「んな知らん。お前こそ男漁りにきたのか?」
はい?
なに言ってんの?
ギっと大地を睨む。
「あの…え⁈」
その時、私の店の子が私たちが話しこんでいるところまで来てしまった。
げげ!
いつからいた⁈
いつから聞いてたんだ⁈