俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい


「兄貴は学生の頃バスケしてたし、姉貴と妹はバレーしてた」

「大地は?」

「俺はサッカー」

「ぽいわー」

「今行くと目立つから、後でちゃんと紹介するな?」

「うん! ご両親は来てないの?」

「ああ。なんか、出張で海外に2人とも行ってて、帰りの便が悪天候でとまっちまったらしくて、今日は欠席するってよ。だから両親はまた今度紹介する」

その後は、食事をとったりメイクアップのショーを見たりして、美空も楽しんでいて俺も嬉しくなった。

チラチラと兄貴達もこちらに気づいて見てはいたけど、先に会場では話しかけるなと言っておいたので、そっと見守ってくれていた。
ニヤニヤはしてたけどな。
< 252 / 268 >

この作品をシェア

pagetop