俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
会長を務めるじーさんが締めの挨拶をしてパーティも無事に終わると、ゾロゾロと会場から来場者が出て行く。

「美空。兄貴たちのところへ行こうか」

「うん!」

そして、兄貴たちの元へと迎えば案の定、姉貴と妹も駆け寄ってきた。

「大地! もうビックリよ! こんなべっぴんさんが彼女なの⁈ 早く! 紹介して!」

グイグイ詰め寄ってくる姉貴。

「わかったわかったって。落ち着け。紹介する。彼女の神楽美空だ」

「初めまして。お付き合いさせていただいてます、神楽美空です。よろしくお願いします」

美空はこれまた可愛い笑顔で挨拶をする。

「やだ。 鼻血でそ」

妹が馬鹿な事を言う。
そして兄貴もきた。

「はじめまして。大地がお世話になってます。兄の雄大(ゆうだい)です。こっちが大地の姉の綾奈(あやな)で、こっちが妹の聖奈(せいな)です。よろしく」

兄貴が紹介する。
< 253 / 268 >

この作品をシェア

pagetop