俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「大地、これどうしたの?」
2人でソファーに並んで座った。
ここのシュークリーム並ばないと買えないとこのじゃない?
「いや、詫びのしるしてきな…」
「あはは! なるほどね! 私と仲直りしたくてわざわざ並んで買ってきてくれたのね?」
「うるせぇ。悪いかよ」
「ふふふ。ありがと」
大地は素直にお礼を言った私を見て驚いた顔をしたあと、すぐにフっといつものように笑った。
「大地も一緒に食べよう?あ、飲み物いるよね!」
私は冷蔵庫を開けた。
あ…
お酒しかない。あはは。
「ちょっとコンビニ行ってくる!」
そう言って、バタバタと財布を片手に持って出て行こうとすれば
「待て待て! その格好はダメだろ」
え? あ。
確かに。
しかもノーブラやん。完全に忘れてたわ。
大地気づいてんのかな?
「き、着替えてくる!」
慌ててクローゼットへ向かうと後ろから声が聞こえてきた。
「ああ。ちゃんとブラつけろよー」
気づかれてたー!
「こんの、変態!」