俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
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「カンパーイ!」

ふたりで向かい合ってビールジョッキをカチンと合わせグビグビと喉を鳴らして流し込んだ。

「うんま! 最高!」

ここは海鮮系の居酒屋で、真っ先に塩辛を注文した私を大地は驚く事もなく当たり前のように笑っていた。

「ほれ、塩辛きたぞ。食え食え」

「ありがとっ! 大地も食べな!」

「おう。スルメはなかったな」

ちゃんと私の好物を覚えていたらしい。

「ははは! でもイカの一夜干しあったから問題なし!」

大地はまたフッと笑った。
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