俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
そして、シュークリーム片手に美空の部屋のインターフォンを押す。

こんな大人になって、誰かと喧嘩みたいになる事もなかったためただ一言謝るだけなのに柄になく緊張する俺。

やっぱり無視されてしまうだろうか。
無視されなかったとしても、すごい不機嫌だろうか。
ドアを開けてくれるだろうか。

そんな事を思ってしまう。
なんか情けねぇな俺。


すると想像してなかった元気なトーンで返事が返ってきたと思えば、勢いよくドアが開きノーブラにタンクトップとショートパンツで現れた。
咄嗟の事で目のやり場に困る。

そして、グイグイ部屋の中へ引っ張り込まれた。

どういう事?
怒ってないのか?

俺の考えすぎだったのか?

急に手伝えとか言われて戸惑っていれば、思い出したかのようになんか用?と言われる始末。
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