俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
その後、お隣さんちに無事にお届けもできて、再び私の部屋にふたりでもどった。
結婚したの?
とか言われた時は、まさかすぎて驚いてすぐに言葉が出てこなかった。
すかさず大地が、同級生だった事を説明していた。
そんなに必死にならんでもええやん。
余計に怪しいわ。
「大地、お昼なにするの?」
「ああ。なんも考えてなかったわ」
「んじゃ、私なにか作るよ! こないだのパスタとかのお礼もかねて」
「なんの材料あんの?」
ふたりで冷蔵庫の中身を確認する。
塩辛。
ビール。
納豆。
卵。
「あはは…」
「…買い物からだな」
「で、ですね」