俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
結局近くのスーパーでいいという私を振り払って、せっかく時間もあるしと大地の車で倉庫型の大型スーパーまで買い物に行く事になった。

もちろん着替えて。

ブラックのベアトップのタイトなトップスに、ブラックのストレートのハイライズのデニムを合わせて、ペタンコのサンダルを履いた。

メイクも軽くして、ロングのレイヤーカットに手早くカールを作った。

そこにまんまるのサングラスをかけている。

大地もスウェットから着替えて、ブラックのTシャツにブラックのショートパンツにサンダルで現れた。

オソロかーい。

「かぶったな」

「で、ですね」

「まぁいーだろ。ほら行くぞ」

ふたりでエレベーターを降りてマンションの駐車場へ向かう。
私は車を持っていないので、ここに住んでしばらく経つけど初めて駐車場に足を運んだ。
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