俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
キッチンに移動して残ったピザをひとつずつラップでくるんで冷凍する。
大地も手伝ってくれて他の食材も冷凍用に小分けにした。
夜ご飯用に、鶏肉は唐揚げの下味を付け冷蔵庫にしまう。
これでよしと。
大地は時折ボーっとしているように見えた。
「大地さ、あんたいい加減シャキッとしなさいよ! ほら!」
そう言って、隣に立つ大地の顔に両手をあててムギューっと挟んだ。
「やめろよ。別に…なんでもない」
挟まれたまま口を尖らせて文句を言う。
「なんでもないわけないでしょう! 私に彼女のフリまでさせておいて」
「それは…」
「別にわけは聞かないけど、いつまでも下向いてたら新しいかわいこちゃん見逃しちゃうわよ⁈」
そう言ってモデルポーズをして見せた。
「いや、なんでお前がポーズとる必要あんの? やめろ」
「そうやって、前向いてろっていう話し! 大地が元気ないとこっちも調子狂うでしょうが!」
大地は少し驚いた顔をみせたが、すぐにいつものようにフッ笑った。
よし。大丈夫そうだな。
大地も手伝ってくれて他の食材も冷凍用に小分けにした。
夜ご飯用に、鶏肉は唐揚げの下味を付け冷蔵庫にしまう。
これでよしと。
大地は時折ボーっとしているように見えた。
「大地さ、あんたいい加減シャキッとしなさいよ! ほら!」
そう言って、隣に立つ大地の顔に両手をあててムギューっと挟んだ。
「やめろよ。別に…なんでもない」
挟まれたまま口を尖らせて文句を言う。
「なんでもないわけないでしょう! 私に彼女のフリまでさせておいて」
「それは…」
「別にわけは聞かないけど、いつまでも下向いてたら新しいかわいこちゃん見逃しちゃうわよ⁈」
そう言ってモデルポーズをして見せた。
「いや、なんでお前がポーズとる必要あんの? やめろ」
「そうやって、前向いてろっていう話し! 大地が元気ないとこっちも調子狂うでしょうが!」
大地は少し驚いた顔をみせたが、すぐにいつものようにフッ笑った。
よし。大丈夫そうだな。