俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「どーれ。 メイク落としてくるわ」

もう出かけないし、あとはダラダラしたいのでさっさとメイクを落とすことにした。

すっかりいつものスタイルに変わる。

「お前のそのギャップよ。その瓶底大丈夫? いつの? 目ちっちゃくなってんぞ」

「はは! 見て見て! こうするともっと小さくなるよ」

メガネを前後にズラして見せた。

「ふっは! やめろ。びょんびょん動かすな」

笑った。よし。元気になってきたな。
って、なんで私はこんなに元気づけようとしてるんだか。
ほっとけばいいのに。

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