俺様な彼は愛しい彼女を甘やかしたい
「なにそれ。やめなそういう事軽く言うの。私じゃなかったら本気にする人いるよ?」
「本気だったら?」
急に真面目な顔して見てくる。
「ぶぁーか。そんなわけあるかい」
なんとか言い返した。
急にマヂな感じで言われたもんだから、不覚にもドキドキしちゃってる気がする。
これは大地が無駄にイケメンだからだ。
そうに違いない。
「まぁ、いーよ。ゆっくり落とすわ」
何をだよ。
メイクか?
訳のわからん事を言うなや。
ジトっとした目でみる私を、大地は見たこともないような熱を孕んでいるかのごとく、微笑みながら甘い顔をして見つめてきた。