好きって気持ち
この声って...。

そう思いながら振り向くと、やっぱり優人だった。

「なんもないよ。大丈夫。」

笑顔でそう言った。

なのに。

「なんで強がるの?俺そんなに頼りない?」

そう言われた。

なにもう。
この前あんな態度だったのに。

今日全然違うじゃん。

ほんとになんなの。

「ほんとに大丈夫だから!
じゃあ、授業始まるからもう行くね。」

そう言って私は優人の前からいなくなった。

教室に入ると授業の2分前で。

みんな席に着いていた。

あーあ。
席戻らなきゃだよなぁ。

隣だから正直戻りたくないんだよなぁ。

そう思いながらも席についた。
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