【移行予定】擬似的なシンメトリー
『献身的な幼なじみと気の合う女友達、相良くんならどっち?』
『ぼくは幼なじみだね』
──恭花の声だ。
『実際、ぼくにも幼なじみがいるけど、やっぱり幼なじみって特別感が強いよね』
『えっ、いるんだ。男子? 女子?』
『どっちも』
俺はラジオを切った。
すやすやと可愛い寝息を立てる絢音の頭に触れる。
「……もう遅ぇよ」
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散々人のこと振り回しておいて
自分は恭花のことばかり
一度、痛い目を見ればいい
「涼くん、やめて……っ」
いい加減、こっち向けよ。
【擬似的なシンメトリー】
▽
移行中
▽
【 ふぞろいなふたごは幼なじみを嗜(たしな)む 】
2024.10.10
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居場所がない少女と秘密を抱えた少年
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◇
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✕
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◇
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2022.4.28 完結
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目覚めた少女は白い檻の中にいた
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檻にケモノはいなくて、いたのは
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そうして突きつけてきたのは……
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