鉄仮面CEOの溺愛は待ったなし!~“妻業”始めたはずが、旦那様が甘やかし過剰です~
私は羞恥心に頬を熱くしながらも、思い切って顔を上げて彼に向かって手を広げる。
「プレゼント、私にしてみま……玲司さん?」
玲司さんは猛烈な勢いで靴を脱ぎ、スリッパも履かずに私を抱き上げた。
片手でひょい、と子どもみたいに縦抱っこに。
「あ、あのその」
慌てる私を無視して、玲司さんは寝室のドアを開く。
そうして私をベットに横たえ組み敷きながら片手でネクタイをしゅるりと外す。
獰猛な、綺麗な獣みたいな瞳が私を熱くとらえていた。
「いただきます」
そう言って、たっぷりのキスと愛撫で焦らされて。
もうあなたがほしい、と半泣きになった私に、玲司さんは爽やかに笑った。
鉄仮面なんて言われているのが嘘みたいに!
「君は俺へのプレゼントなんだろ?たっぷり堪能させてもらうからな」
「意地悪」
「はは、褒めてくれてありがとう」
「褒めてません……っ」
そう言う玲司さんの艶たっぷりの声に、私ははっきりと心に決める。
もう絶対、来年は私をプレゼントになんかしないぞ! って……。
◇◇◇
あっという間に年が明け、日々のことに追われているうちに二月がやってきた。
この時点ですでに四月のスケジュールはいっぱいだった。
今年もお花見は厳しいかもしれない、と思っていた三月のなかば、私は平日に休みをとっていた。
玲司さんに提案されたのだ。
忙しくなる前に、一日デートしようって。
「プレゼント、私にしてみま……玲司さん?」
玲司さんは猛烈な勢いで靴を脱ぎ、スリッパも履かずに私を抱き上げた。
片手でひょい、と子どもみたいに縦抱っこに。
「あ、あのその」
慌てる私を無視して、玲司さんは寝室のドアを開く。
そうして私をベットに横たえ組み敷きながら片手でネクタイをしゅるりと外す。
獰猛な、綺麗な獣みたいな瞳が私を熱くとらえていた。
「いただきます」
そう言って、たっぷりのキスと愛撫で焦らされて。
もうあなたがほしい、と半泣きになった私に、玲司さんは爽やかに笑った。
鉄仮面なんて言われているのが嘘みたいに!
「君は俺へのプレゼントなんだろ?たっぷり堪能させてもらうからな」
「意地悪」
「はは、褒めてくれてありがとう」
「褒めてません……っ」
そう言う玲司さんの艶たっぷりの声に、私ははっきりと心に決める。
もう絶対、来年は私をプレゼントになんかしないぞ! って……。
◇◇◇
あっという間に年が明け、日々のことに追われているうちに二月がやってきた。
この時点ですでに四月のスケジュールはいっぱいだった。
今年もお花見は厳しいかもしれない、と思っていた三月のなかば、私は平日に休みをとっていた。
玲司さんに提案されたのだ。
忙しくなる前に、一日デートしようって。